介護と福祉の資格

高齢化社会を迎えた地域を直接支える、介護と福祉のプロフェッショナルは、今最も必要とされる職種のひとつです。時代の要請を背景に、そのニーズも高まる一方ですが、同時に高い技量、適性、そして人間性も必要とされます。

介護福祉士(ケアワーカー) <国家資格>

1987年に導入された比較的新しい国家資格ですが、福祉介護関係の資格の中でも特に高い評価を受けているのが、介護福祉士(ケアワーカー)です。年々増加している要介護者に対して、かなり人材が不足しています。また、2009年度から介護福祉士(ケアワーカー)の受験基準などが見直され、資格取得が厳しくなるといわれていますから、介護福祉士(ケアワーカー)の資格を取得するなら今のうちです!

介護福祉士(ケアワーカー)という職業

どんな仕事?

心身に障害がある人や高齢者が自宅で生活するために、掃除や買い物、調理の援助といった生活支援と入浴や食事、排泄の介護を行ないます。また、要介護者やその家族の精神的なケアも行ないます。介護や日常生活の補助も行なうために、体力が必要な仕事でもあります。介護福祉士(ケアワーカー)という職は、国家資格であるとともに『名称独占資格』でもあります。業務は資格がなくてもできますが、資格取得していない人がこの資格を名乗ることは禁止されています。仕事内容は、ホームヘルパー2級修了者と大きな違いはありません。ですが、介護福祉士(ケアワーカー)の資格を取得していると、雇用する側はもちろん、利用者の信頼も厚くなります。雇用や手当、待遇面でも介護福祉士(ケアワーカー)の方が優遇されることが多いのです。

どこに就職するの?

特別養護老人ホームなどの介護施設、グループホーム、身体障害者施設、デイサービスセンターなどさまざまな場所で活躍することができます。主に社会福祉施設での勤務、介護者の自宅に訪問する2種類があります。初めて福祉介護系に就職、転職するのであればデイサービスセンターが勤務しやすいですよ。介護福祉士(ケアワーカー)の資格を持っている人は、まだ少ないですから就職場所に困ることはないでしょう。

収入はどのくらい?

介護福祉士の場合は、就職場所によっては勤務時間が不規則な場合もありますし、全体的に体力が必要な仕事であることを考えると、収入がよいとはいえない状態です。公立施設に勤務する場合は、地方自治体の給料に合わせて支払われるため、月収15〜20万円程度です。民間に就職する場合は、規模や経営の状態などに合わせて異なります。年収250〜500万円ほどです。

介護福祉士(ケアワーカー)試験を受験したい

受験資格

介護福祉士の資格を取得するには大きく分けて2つの方法があります。国家試験を受験する方法と養成施設や学校を卒業する方法です。

・国家試験を受験する

3年以上介護施設などでの実務経験があること、もしくは高校の福祉科や福祉コースを卒業していることが条件です。これまで全く福祉関係で働いたことがないのであれば、まず特別養護老人ホームやホームヘルパー、民間の在宅介護サービスなどで職員として経験を積む必要があります。在職期間が 1,095 日以上・従事日数 ( 実際に働いた日数 )540 日以上必要です。この日数は筆記試験の前日までに満たしていれば、受験申し込みは可能です。

・養成施設を卒業する

ここでいう『養成施設』とは、厚生労働省が指定した、介護福祉について学べる場所のことです。

1.福祉系以外の大学、短大や専門学校、高校を卒業した場合

2年制の養成施設で1650時間の履修、450時間の介護実習を受講して学びます。

2.福祉系の大学で指定科目の単位を修了・社会福祉士養成施設で指定科目を修了した場合

1年間、養成施設で学びます。

3.保育士要請施設を卒業した場合

2.とは別の養成施設で1年間学びます。

試験日程・会場

毎年、筆記試験は1月下旬に行なわれ、実技試験は3月下旬です。国家試験であるため、全ての都道府県で介護福祉士(ケアワーカー)の試験が実施されるわけではありません。北海道・青森県・宮城県・東京都・石川県・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・鹿児島県・沖縄県で行なわれるので、居住地域に近い場所で受験してください。受験料は13,300円です。

試験科目

5択のマークシート形式で試験が行なわれます。筆記試験は13科目と多岐に渡ります。現在実技試験は筆記試験の前にあらかじめ受けておくか、介護技術講習を受けるかを選択することができます。介護技術講習は指定養成機関で行われ、32時間以上を受講します。修了認定をもらえれば、3回まで実技試験が免除されます。

合格率

介護福祉士(ケアワーカー)試験は、他の国家試験と比較しても難易度は低く、45〜50%前後の合格率です。正答率60%程度が合格ラインといわれています。

勉強方法

養成施設を卒業すれば、国家試験を受験せずに資格取得することができますが、勤務先を辞めてから学校に入学するのは厳しいという場合も多いでしょう。合格率からもわかるように介護福祉士(ケアワーカー)の試験自体はそう難しいものではありません。働きながら勉強をして、国家試験を受験する人も多くいます。13科目という幅広い知識を要求される介護福祉士(ケアワーカー)は、通信教育を利用して効率よく勉強していく人の割合が多いですよ。独学だと、効率よく進まない人にもオススメです。

   

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