介護と福祉の資格

ヘルパー制度が介護福祉士に一本化されるなど、介護と福祉の仕事は間違いなくその資質・技量を問われる時代を迎えました。需要も人気も高い職種のひとつですが、今後、国家・公的資格が主体となることは間違いありません。

訪問介護員(ホームヘルパー)

福祉・介護の職業として一番認知されている資格のひとつが訪問介護員(ホームヘルパー)です。現在、公的資格である訪問介護員(ホームヘルパー)は1〜3級と分かれていますが、2006年度から制度が見直され、秋から新たな資格を導入しようという動きになっています。ですが、今も訪問介護員(ホームヘルパー)の人材はまだまだ不足していることもあり、しばらくは続行されます。新しく導入される資格は研修時間もかなり長いですし、介護福祉士の資格を取得するには受験資格が必要です。できるだけ早く介護・福祉関連の仕事をしたいのならば、訪問介護員(ホームヘルパー)の資格を取得するのがいいかもしれませんね。

訪問介護員(ホームヘルパー)という職業

どんな仕事?

近年高齢化が進み、在宅での福祉サービスを受ける人が増えてきました。訪問介護員(ホームヘルパー)は、高齢者や障害のある人の家庭に訪問し、日常生活のサポートや食事、入浴、排泄の補助や介護、家事の代行、介護者やその家族の相談にのることが主な仕事です。仕事内容によって『身体介護型』と『生活援助型』に分けることができます。食事・入浴・排泄などの介助、寝たきりの人のための体位交換を行なうのを『身体介護型』といい、食事の準備、洗濯、掃除、買い物などを行なうのを『生活援助型』といいます。また、勤務形態には『滞在型』と『24時間巡回型』があります。『滞在型』は、利用者の家に数時間滞在して、掃除や食事の準備などのサービスを提供する仕事です。『24時間巡回型』は、勤務時間内に十数軒回り、おむつ交換や安否の確認をしていく仕事です。

どこに就職するの?

資格取得後は、一般的には特別養護老人ホームやケアハウスなど民間企業に勤めるのがほとんどです。また、ヘルパーの派遣センターもあるので、そこに登録し紹介を受けてから在宅ケアの仕事をすることもあります。正社員だけでなく、派遣社員やアルバイトとして働く人も多い職業です。訪問介護員(ホームヘルパー)はこれからも多く必要とされる職ですから、就職先に困ることはまずありません。

収入はどのくらい?

体力が必要なことも考えると、収入はあまり良いとはいえません。パートやアルバイトなどの登録制のヘルパーであれば時給は1000円前後です。正社員として勤務すると勤務先によって違いますが月に15〜25万円くらいです。また、介護に行く家庭までの移動時間は時給に含まれない、交通費は支給されないなど待遇麺ではまだ十分とはいえません。

訪問介護員(ホームヘルパー)を受験したい

受験資格

訪問介護員(ホームヘルパー)の資格はだれでも講習を修了すれば、取得できるので「受験資格」はありません。ですが、訪問介護員(ホームヘルパー)1級を受講する場合は、訪問介護員(ホームヘルパー)2級を修了し、一定の規定を満たしていないと受講できません。

講習日程・会場

全国の各自治体で講習が実施されているのを受講するか、通信教育を受講する必要があります。開催時期や会場については各自治体に確認してください。自治体で実施している講習は受講者の人数があらかじめ決められているので、抽選になることが多いです。講習料は自治体で受講するならば無料の場合が多いです。もし、抽選の結果で受講できなければ通信教育を利用しましょう。

研修内容

取得する級によって講習時間がちがいます。

・1級…受講時間は230時間です。1級は介護だけでなく、後輩の訪問介護員(ホームヘルパー)の育成指導やコーディネーター的役割もあるため、研修内容もチーム運営方式で主任ヘルパーとしての養成研修が行なわれます。

・2級…受講時間は130時間です。訪問介護で身体介護や家事援助を行なうので、ホームヘルプサービス事業に関する基本的な研修が行なわれます。

・3級…受講時間は50時間です。非常勤や登録制の派遣ヘルパーとして働く人が受講します。ホームヘルプサービスの入門研修が行なわれます。

勉強方法

自治体で開催される講習は、全て参加しなければいけないので現在仕事を続けながら受講できない人は、通信教育を利用する人が多くいます。通信教育で研修を受講すると修了証が交付され、そのまま訪問介護員(ホームヘルパー)として働くことができます。現在は、2級以上の資格取得者でないと就職しにくいこともあり、2級以上を受講しています。

また、2006年度秋からは新たに介護職員基礎研修という資格が新たに導入されます。訪問介護員(ホームヘルパー)2級の資格所持者も移行していきます。ですが、しばらく数年間はこれまでの制度と並行されます。訪問介護員(ホームヘルパー)は現在も非常に需要のある仕事ですから、こちらを先に取得してから今後、新資格を取得する方法もあります。

   

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