介護と福祉の資格
地域社会を支える福祉と介護の仕事は、決して華やかではありませんが、人気のある職種のひとつです。従来、比較的簡単に取得できる資格も多かったのですが、法令改正で、しだいに国家資格に移行していくと予想されます。
介護と福祉の資格
介護保険制度が2000年4月から導入されて以来、福祉関係の職業が増えましたよね。また、福祉や介護関係に就職や転職をしたいという人も年々増加しています。福祉・介護関係に就職したいと思ったら、ぜひ資格を取得しておきたいところです。
福祉・介護関連の資格は、国家資格・公的資格が多いのも特徴です。つまり、その資格がないと働くことができない職業もあるのです。「この職業に就きたい!」と思ったとき、あなたはその職業に必要な資格を取得していないといけません。あなたが就職・転職を考えている職業にはどんな資格が必要なのかを探してくださいね。現在、福祉や介護に関連する仕事をしている人は全国で 180 万人近くいます。数字だけを見ると、すでに飽和状態に感じるかもしれませんが、まだ足りないのが現状です。特に高齢者に関する福祉分野は、他の福祉分野と比べても大きく成長しています。今後も福祉分野全体で、年間 10 万人以上の需要が必要とされています。
福祉・介護関係の分野と職種
『福祉・介護関係』は勤務する先や対象者により分類され、大きく分けると高齢者・障害者・児童・その他の4種類あります。また、仕事内容や職種によって6種類に分かれています。
介護関係
<仕事内容>
主に高齢者や障害者の入所施設、デイサービスセンター、医療施設、訪問入浴事業などで日常生活全般の支援をする職業です。また、家族に対してもアドバイスや介護の方法を伝える業務もあります。
<資格>
・ホームヘルパー
これらの仕事は、資格がなくても働くことはできますが、資格取得している人の方が求人は多いのが現状です。
保育関係
<仕事内容>
保育所をはじめとし、乳児院や児童養護施設、障害児施設などで子供たちに基本的な生活習慣や集団行動などの社会性を身につけさせます。また、子育てのアドバイスをする役目もあります。乳児院や児童養護施設では、親代わりとしての役割もあるので、しつけや教育も行ないます。
<資格>
・保育士
相談・援助・調整関係
<仕事内容>
介護や支援を必要とする利用者や家族からの依頼を受けて、関係する施設などとの調整を行ないます。専門的な技術や知識が必要となることが多い職業でもあります。
<資格>
・社会福祉主事任用資格
・児童指導員任用資格
など
保健・医療関係
<仕事内容>
資格によって職務はかなり異なります。看護師はほとんどの社会福祉施設や訪問看護ステーションに勤務し、利用者の健康管理や衛生管理を医療面から支えます。理学療法士は身体的な障害を持つ人たちに基本動作が回復できるようにと理学療法を用いてリハビリの援助をします。作業療法士は、生活動作などの訓練を行なうことによって、身体の機能回復をはかる支援をします。
<資格>
・看護師
・理学療法士
・作業療法士
など
運営・管理関係
<仕事内容>
社会福祉施設の財政管理、施設の運営管理の責任者が施設長、施設の経理や庶務の仕事を行なうのが事務員です。これらは特に福祉系の資格が必要というわけではありません。
<資格>
・施設長
・事務員
栄養・調理関係
<仕事内容>
社会福祉施設の利用者の健康や障害の状態に合わせた食事を提供し、食生活の指導や給食施設の衛生管理を行ないます。福祉関係だけに限定されない資格でもあります。
<資格>
・栄養士
・調理員